押さえておくべき面接のマナー
看護師の転職活動を成功させるために押さえておきたい面接のマナーを紹介します。患者さんが接しやすいと思える身だしなみや、職場の雰囲気に合った人物像を意識すると面接がうまくいくでしょう。
答えだけでなく「答え方」が問われます
看護師として転職活動をする時は、理想の看護師像をイメージする必要があります。面接では質問に対する答えそのものだけでなく、「答え方やマナー」も問われていることを忘れないようにしましょう。なぜなら看護師は患者に対して、気分の良い接し方ができることが大切だからです。一緒にいるだけで気持ちが明るくなれる人や気持ち良くなれる人は、どの医療施設でも欲しい人材です。面接担当者は看護師の話し方や、実際に会って感じた印象を重要視するでしょう。
基本的なマナーを守りましょう
まず面接時の基本的なマナーをおさらいしておきましょう。名前を呼ばれたら、入室する前に「ドアを3回ノック」しましょう。面接室に入ると椅子の横まで歩いて行きますが、イスはすすめられるまで座らないのがマナーです。しっかりとドアをしめて入室すること、挨拶をしてからお辞儀をすることなどマナーを守って行動しましょう。また転職先の呼び名にも注意が必要です。職場が医療施設の場合「御院(おんいん)」と呼び、株式会社が母体の場合は「御社(おんしゃ)」と呼びます。ちなみに履歴書に書く場合は「貴院」「貴社」となります。これらの言葉は、あまり使い慣れない言葉だと思います。面接当日までに頭の中を整理して、間違って使わないように気をつけましょう。
清潔感のある身だしなみが大切です
面接に臨む前に身だしなみを整えましょう。「清潔感」を大切にして、全身をコーディネートすると間違いありません。看護師の仕事は衛生面に注意が必要な仕事ですので、不潔なイメージだと悪い印象を与えてしまいます。髪型にも清潔感が必要です。面接前に美容院に行って適切な長さにカットしてもらうのがベストです。ショートカットの女性は耳を出ようにして、前髪が眉にかからないように気をつけます。長髪の女性場合は、後ろでひとつにまとめましょう。髪の色は明るすぎないようにします。黒に染め直すのが無難でしょう。派手なアクセサリーは避けることも大切です。服装は黒系のスーツに白いシャツの組み合わせが間違いありません。スーツやシャツはクリーニングに出しておくと良いでしょう。
看護師の同僚として迎えてもらうことを意識しましょう
面接担当者は患者を看護するのにふさわしい人材を求めるとともに、病院のイメージにふさわしい人材も求めています。職場の雰囲気を守れるような真面目で清潔感がある人材を求めています。職場の仲間として迎えられることを意識しながら、真面目で「一緒に働きたい」と思わせるような印象を残すため、行動や言葉遣いを注意するようにしましょう。